湘南茅ヶ崎に「お試し移住」をしはじめた佐藤真司さんに、その体験を書いていただきました。



■「移住」を「お試し」する


「あ、そうだ、引越ししよう。」


ふと頭をよぎった。いま住んでいるマンションの更新日が迫り、なんとなく気分を変えたかった。歳も四十半ばになり、「最後の自分探し」をしているところだった。


かの有名な大前研一氏が「自分を変革する3つの方法」について書いているのを読んだことがある。自分を変えるには、「時間配分」と「住む場所」、そして「付き合う人」を変えることが有効だそうだ。


そこで、引越しをしてみることにした。ただ、いまから知らない土地に住むのは・・。かといっていまの家から近くに引っ越してもな・・・と、なかなか決めきれない。そんなときに、会社の同僚から「茅ヶ崎良いっすよ」と提案があった。


「茅ヶ崎か・・・。」茅ヶ崎はまったく縁がなかった訳ではない。父方の親戚が茅ヶ崎市の南湖に住んでおり、小さな時には訪れていた。ただ、小さい時の記憶である。現在はどうなっているかわからない。通勤はどのくらい?街の雰囲気は?家賃は・・?


まったく知らない土地での生活をいきなりするのも怖いので、茅ヶ崎にお試しで移住をすることにした。二週間、茅ヶ崎に住んでみてから、最終的に移住を決めようと考えたのだ。

■海の街の道


いま住んでいるマンションは、最寄駅から7分。遠くない。長年「最寄駅○分」の呪縛に縛られ、駅から近いことが必須条件だと思っていた。ただ茅ヶ崎に住んでいる友人からは「海の近くが良いよ」と勧められていたので、海に近い「茅ヶ崎館」をお試し移住先にしてみた。


実際に、茅ヶ崎駅から茅ヶ崎館まで歩いてみた。徒歩15分ほどだが、第一印象は「あれ、意外と近いな?」という感じだった。歩いていると、サーフボードを抱えている人とよくすれ違う。また多くの家のガレージにはサーフボードがある。そんな海の街ならではの光景が、15分の感覚を鈍らすようだ。


また海の近くなので、風が気持ち良い。海からの風は、街全体を優しく包んでいた。これは勤務先の東京や、いま住んでいる街では感じられない気持ちよさであった。そんな感覚で歩いていると、15分なんかはあっという間で、むしろまだまだ歩いていたかった。


しかし、今日は休日。月曜日からはこの道が通勤の道になる。出勤前に歩く道はどう感じるだろうか?

■お試し移住、最初の土日


お試し移住最初の土日は、同僚に案内されたコースを満喫した。


地元の人と楽しく美味しい海鮮をいただく。

海辺のカフェでモーニング。

車でふらっと行ける箱根でひとっぷろ浴びる。

興奮した。最高だった。これが日常で味わえるのが茅ヶ崎なのだ。しかし、「そんなの最初だけではないか?」とも思える。ただ・・・「日常に海がある」ということは間違いなく事実である。


茅ヶ崎に住んでいる知人が言っていた「茅ヶ崎に住むと、市内から出なくなるんですよ。」という言葉が、いまならわかる気がした。


こうして、茅ヶ崎館でのお試し移住がはじまった。


(次回は、お試し移住の途中経過を書きます。お楽しみに。 → 湘南茅ヶ崎にお試し移住してみて、一週間が経った。)



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・第1話 湘南茅ヶ崎にお試し移住してみた、最初の日。

・第2話 湘南茅ヶ崎にお試し移住してみて、一週間が経った。

・第3話 湘南茅ヶ崎の「お試し移住」を終えて。