日本で活躍する方からお話を伺い、茅ヶ崎を盛り上げるアイディアをいただく「EKIUMI SPECIAL TALK」。今回は、「これからの地域とのつながりかた」を発信している「TURNS(ターンズ)」のプロデューサー、堀口正裕さんにお話を伺いました。(全3話)
■自分がワクワクすること × 地域課題
――― 本日はお時間をいただきありがとうございます。私は雑誌TURNSのファンですので、お会いできて光栄です。
堀口 こちらこそ、お時間をいただきありがとうございます。
私はサザンオールスターズさんの大ファンなので、茅ヶ崎には憧れがあります(笑)
――― ありがとうございます(笑)それでは、まず御社のご紹介からお願いできますか。
堀口 はい。端的に申しますと、”自分たちがワクワクすること”と,“世の中の課題”が合致したところでメディアづくりをしている、少し変わった会社です。
↓TURNS VOL.35 2019年6月号
――― ワクワクすること、ですか。
堀口 たとえば地方創生もそうなのですけど、みなさんまず地域課題に目が行きがちだと思うんですね。
でもその地域を良くしていこうという前に、まず自分自身がワクワクすることがまず大事なのではと思っているんです。
――― たしかにTURNSには各地域のワクワクしている人が取り上げられていますね。
堀口 はい。そういう方のもとには「一緒になにかやりたい!」というフォロワーが集まる。
それが地域プロジェクトを成功させるために大事なことなんです。
■震災をきっかけにTURNSが生まれた
――― TURNSはどのような経緯で始まったのでしょうか。
堀口 はじまりは、3.11東日本大地震です。
震災が起きてから、ただ単に「地方創生だ」「地域に行こう」ではなくて、「地域と関わる生き方を選ぶ」という方が増えてきました。
――― たしかに、あの震災で”どう生きるか”を考え直した人は多いと思います。
堀口 実際に、それまでは移住について考えたこともなかった人も、震災をきっかけに移住した人が増えましたよね。
これまでとは違う生き方の選択肢があると知った人、とりわけ若い人向けに、生き方の提案をしようということでTURNSを始めたんです。
――― つまり引退後の方向けではなく、若い人向けに移住の情報を届けているのですね。
堀口 はい。TURNSという名前の由来は、IターンやUターンといった移住用語の他に、 “It’s your TURN” 次はあなたの番ですよ、人生の転機はいまですよ、といった意味を持たせています。
――― TURNSという一言にそれだけの意味が込められていたのですね。
堀口 この考え方はようやくご理解いただけるようになってきましたが、最初は社内も含めて周りのほとんどの人に反対をされました。
でもこれからの時代は絶対こっちだということで、舵を切らせてもらったんです。
――― 大きな決断だったのですね。
堀口 はい。そしていま考えても、その決断をして良かったと本当に思います。
ただ、1年目は赤字でしたけども…(苦笑)
■TURNSは人を動かすプロジェクト
――― 堀口さんのお名刺を拝見すると、肩書は”プロデューサー”なんですね。
堀口 はい。ここはあえて”編集長”ではなく”プロデューサー”と名乗らせてもらっています。
TURNSは雑誌単体の事業ではなく、リアルで「人を動かす」ことまでトータルでプロデュースをしているんですね。
――― 人を動かす。
堀口 はい。そのためにイベントや移住ツアー、集まる場づくり、映画づくりなんかもしました。
あとは地域の生産者さんと東京の事業者さんをおつなぎして、商品開発もしています。
↓ツアーやイベント
↓MUJIとコラボした商品開発
――― なるほど、そういった活動全体がTURNSプロジェクトということですね。
堀口 そうなんです。最近すごく効果があると実感しているのは、TOKYO FMのラジオ番組なんです。
移住の話をさせていただく「スカロケ移住推進部」というコーナーに出させていただいているのですが、これがすごく良くて。
若い人から「この番組をきっかけに移住しました!」っていう声がどんどん届いているんです。
↓ラジオにご出演されている堀口さん
――― ラジオが移住のきっかけになるんですね。
堀口 ですので、雑誌だけでなくさまざまな方法で、常に新しいライフスタイルというのを提案していきたいと思っていて。
だからTURNSの”編集長”という立場じゃなくて、プロジェクト全体の、もちろんマネタイズも含めた”プロデューサー”として責任を持たせてもらっています。
――― よくわかりました。次回は”人”をテーマに堀口さんの考え方、感じていることについてお話を伺います。
(次回につづく → 「やっぱり、人なんですよ。」60年間、豆腐を作り続けるおばあちゃんが教えてくれたこと。)
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【EKIUMI SPECIAL TALK】TURNSの堀口正裕さん
・第1話 “地域と関わる生き方”選ぶ人へ。堀口正裕さんがTURNSに込めた想いとは。